主な医療機器
当院では、病気の早期発見・早期治療などのために各種医療機器を揃えています。
下記の医療機器の検査・治療を受けることができます。
MRI(1.5T)超伝導磁気共鳴装置(平成26年8月新機種導入)
MRIとは強力な磁石で出来た装置の筒の中に入り、磁力と電波の力を利用して、体内の断面像をあらゆる方向から思いのままに、全身を診ることが出来る装置です。わずかな病変も見逃さない鮮明な画像は腫瘍等の早期発見や脳卒中の診断に威力を発揮します。
放射線を使用しませんので被曝の心配がなく、頭部、頚部の血管のスクリーニング撮影は、造影剤を使用せずに出来ますので、人体に悪影響を与えずに検査ができます。
主な検査
頭部、脊椎(頚、胸、腰)、四股の骨、全身の腫瘍
マルチスライスCT(80列)(平成26年9月新機種導入)
CTとは体にX線を照射して透過したX線のデータをコンピュータで解析して体内を画像化する装置です。
当院ではマルチスライスCT(80列)を導入しており従来の装置に比べ高画質でありながら、被曝低減、検査時間の短縮が可能です。全身の精密検査が受けられます。
当院では、よりわかりやすく、高度な画像診断を得るためにワークステーションを導入しています。
主な検査
頭部、胸部、腹部、3D-CTA(血管精密検査)、全身の骨
外科用X線TVシステム(令和5年新機種導入)
X線TVシステムとは、体を透過したX線をTVモニターでリアルタイムに観察できる装置です。可動性があることから、あらゆる角度からの撮影が可能で、体内に挿入した医療器具の正確な位置の把握が可能です。検査や治療を迅速かつより安全に行うことができます。
当院では、主に骨接合術(骨を金属などの器具で固定して、折れた部分をくっつける手術)などを行っています。
当院の装置は、高画質・高精細で操作性に優れており、低線量で被ばく低減にも配慮しています。
DR(デジタルX線透視装置)
DRとは従来のX線テレビ装置にデジタル画像処理コンピュータを組み合わせた装置です。
デジタル画像処理機能を用いて高画質な画像を提供します。
主な検査
食道、胃透視、消化管造影検査、ミエログラフィ
ポータブルX線装置
X線撮影室に来ることが出来ない患者さまの病室等に移動式ポータブルX線装置を持ち込んでX線撮影します。
患者さまはX線撮影室に移動しなくてよいので、患者さまの負担を軽減出来ます。
骨塩量(骨密度)測定装置(令和6年新機種導入)
骨がもろくなっているかどうかを知る指標として代表的なものが「骨密度」です。
骨粗しょう症になると、骨折が起きるリスクが高まるので、早目に診断を受け、食事や運動療法に加え、場合によっては骨を強くする薬による治療を早く始めることが肝心です。
当院の骨塩量測定装置は、骨折の好発部位と同じ部位の腰椎・股関節で測定を行うため、骨粗鬆症による腰椎圧迫骨折、股関節骨折リスクの評価に有用な検査結果が得られます。
当院は今後も患者さまに安心して検査・治療を受けていただけるよう取り組んでまいります。